明石市長「吉村知事は有害」 私権制限発言を批判

2021/04/26 23:20

明石市の泉房穂市長(資料写真)

 兵庫県明石市の泉房穂市長は26日の記者会見で、大阪府の吉村洋文知事が、新型コロナウイルスの感染抑制のため個人の自由を制限する法整備を求めたことに「病床が確保できていないのに、私権制限はやってはいけない。政治家の責任放棄で、失格だ」と酷評した。 関連ニュース 訪日客の消費免税廃止を要望へ 大阪・吉村知事、徴収金は断念 大阪、訪日客徴収金の見送り提言 観光公害対策、宿泊税で 「特区民泊」離脱意向を調査 大阪府、住民トラブル受け

 吉村氏は23日、現行制度では十分対応できないとして、より強い措置を取れるように「個人の自由に義務を課す法令が必要だ」と述べた。
 泉氏は「知事がやるべき仕事は、まず病床の確保」と強調。病床が不足する各地の状況を「確保に約1年間努力をしてこなかった知事のせいだ」と述べ「吉村知事は有害だ。辞めてほしい」と手厳しく批判した。
 兵庫県内の入院患者の病床使用率は77・6%となっており、井戸敏三知事についても「無能だ」と切り捨てた。

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