明石でコロナ新たに３５人　市民病院で複数の感染確認

　兵庫県明石市は２８日、１０歳未満～８０代の男女３５人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同市立市民病院（同市鷹匠町）で入院患者とリハビリテーション課職員の計２人、市収集事業課の職員１人の感染が明らかになった。 関連ニュース 自宅療養者、相次ぎ３人死亡　明石市、医師を確保し往診強化へ 新型コロナ感染者、明石で猛烈に広がる　過去最多５２人確認 神戸で新たに２４５人が感染　過去２番目の多さ

　市民病院によると、感染した入院患者には濃厚接触者が１人いたが、ＰＣＲ検査で陰性だった。この患者が入院する病棟は、５月５日まで新たな入院患者の受け入れを停止する。職員については濃厚接触者はいなかった。
　市によると、感染した市職員はごみ収集業務を担当。庁内に濃厚接触者はおらず、業務に影響はないという。
　２７日時点で医療機関への入院または宿泊療養施設への入所を調整している市内在住の患者は１３２人、そのほかに３７人が自宅で療養している。
　他方、２６日に市が感染を発表した７０代男性と８０代女性が再検査で陰性となり、医療機関が発生届を取り下げた。（長尾亮太）
【記事特集リンク】新型コロナウイルス