【詳報】28日の県内コロナ 自宅療養中の男性死亡 神戸市立中ではクラスター

2021/04/28 22:28

神戸新聞NEXT

 兵庫県は28日、新たに600人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりでは24日(630人)に次ぎ、過去2番目に多い。明石市で2件の取り下げがあり、感染者は累計3万638人。県所管分の70代男性(居住地非公表)が自宅療養中に亡くなり、姫路、尼崎、西宮市でも各1人、計4人の死亡を確認した。死者は累計672人。自宅療養は前日から355人増え、過去最多の1417人になった。 関連ニュース 県立病院の医師、遅刻早退6年で1200回 「診察終われば帰っていいと…」 神戸市、ワクチン予約方法変更 かかりつけ医へ電話して 大丸の兵庫県内3店舗 食品のみ販売に切り替え

 新規感染者は発表自治体別に、神戸市=245人▽姫路市=36人▽尼崎市=56人▽西宮市=91人▽明石市=35人▽県所管分=137人。
 自宅療養中に亡くなった男性は家族と同居。当初は軽症で自宅療養を希望したが、その日の夜に容体が悪化した。医師が往診していたが、発症5日目に亡くなったという。
 直近1週間の感染者数は1日平均518・1人で、最多を更新した。病床使用率は78・2%、重症用病床使用率は78・8%になった。
 既にクラスター(感染者集団)が認定されている県警察学校(芦屋市)で新たに10代男性5人の感染が判明し、感染者は計83人に。また、神戸市立中学校で生徒9人の感染が確認され、市はクラスターと認定した。(まとめ・上杉順子)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ