兵庫のコロナ患者、鳥取で受け入れへ 井戸知事が協力要請
2021/04/28 21:11
神戸新聞NEXT
兵庫県の井戸敏三知事と鳥取県の平井伸治知事は28日、オンライン会議で協議し、新型コロナウイルスに感染した兵庫県内の一部患者を、鳥取県内の病院で受け入れることで合意した。中等症以下の症状で、鳥取県は最大5床を提供する見通し。
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井戸氏は県内の感染状況や病床使用率などを踏まえ、「医療が受けきれなくなっている」と協力を要請。平井氏は兵庫の状況に理解を示し、協力する姿勢を明らかにした。
播磨地域の患者が対象になるとみられ、鳥取県の感染状況に応じて中止することもある。会議後、井戸知事は「隣県に助けを求めなければならない状況。本当に感謝している」と述べた。
両県は、生活圏や経済圏が重なる県境自治体でワクチン接種を共同実施することでも合意している。(紺野大樹)
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