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 新型コロナウイルス感染拡大に伴う3度目の緊急事態宣言が兵庫県など4都府県に発令されて、16日で3週間となった。大型連休中の人の流れの抑制効果が問われるが、政府の分科会による感染状況の指標で見ると、兵庫の15日時点での病床使用率や入院率、人口10万人当たりの療養者数など6項目が依然、「爆発的感染拡大」に当たるステージ4のままとなっている。重症者病床の使用率は79・0%で、前週(8日)比で1・6ポイント悪化。医療逼迫(ひっぱく)状態の解消はまだ遠い。

 15日時点の県内の療養者数(死者と退院者を除く全患者)は4388人。2日に初めて5千人を超えたが、10日以降は4千人台で減少傾向にある。県が確保するコロナ向けの病床は1030床で、うち重症者用が124床。全患者の病床使用率は76・9%で前週から2・4ポイント悪化した。重症者用は宣言発令日の4月25日(76・2%)も上回る。

 患者のうち入院できている人の割合を示す「入院率」は前週から改善したものの、18・1%にとどまる。15日時点で1200人が入院調整中となっており、自宅療養も1519人いる。14日には尼崎市で80代の男性2人が自宅で死亡するなど、入院できずに命を落とすケースが相次いでいる。

 一方、直近1週間の検査陽性率は8日以降、右肩下がりで10・7%まで改善。1週間の人口10万人当たり新規感染者数も宣言発令日より約20人少ない43・3人まで減った。感染経路が不明な患者の割合も4月末以降は50%を切り、唯一ステージ3(感染急増)未満となっている。

 スマートフォンの位置情報を基にした分析では、大型連休中の神戸・三宮の人出が今年1月の緊急事態宣言時に比べて約3~5割減った。一方で、15日午後の人出は前週の8日に比べ増えており、県感染症対策課の担当者は「医療に余裕のある状態には全くなく、まだまだ新規の感染者数を減らしていかないといけない」としている。(井上太郎)

【記事特集リンク】新型コロナウイルス

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