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競りに掛けられた松葉ガニを掲げる仲買人=昨年12月、兵庫県香美町香住区若松、香住漁港西港
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競りに掛けられた松葉ガニを掲げる仲買人=昨年12月、兵庫県香美町香住区若松、香住漁港西港
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 山陰沖ズワイガニ漁で2020年度、兵庫県の但馬の沖合底引き網漁船の漁獲金額が、初めて50億円を突破した。総漁獲量は前年度比で約1割減ったが、旅行代金の半額相当を補助する政府の観光支援事業「Go To トラベル」で、高級なカニの需要が高まり、単価が高騰した。1隻当たりの漁獲金額も初めて1億円台に達した。

 兵庫県但馬水産事務所によると、昨年11月6日~今年3月20日の漁期には但馬、浜坂両漁協所属の漁船44隻が操業。総漁獲量は約761トン(前年度比9・4%減)、漁獲金額は約52億2千万円(同15・9%増)、1隻当たり金額は約1億1900万円(同21・1%増)に上った。

 1キロ当たり単価は松葉ガニ(雄)8422円、セコガニ(雌)5037円と、ともに1996年度以降で最高額だった。漁港ごとのブランド化や鮮度管理の徹底などが奏功。漁獲金額は、総漁獲量がほぼ同じ鳥取県(約31億7千万円)を大きく上回った。

 特に昨年7~12月に実施されたGo To トラベルの効果が大きく、旅館を中心に高級な地ガニ料理の予約が殺到。歳暮需要も重なった11~12月は、松葉ガニとセコガニの単価が前年度の1・4倍に高騰し、漁獲金額は41億円となった。

 城崎温泉(豊岡市)で旅館を営む芹沢正志さん(56)は「旅館同士でもカニの取り合いになり、昨春からのコロナ不況を吹き飛ばす勢いだった」と振り返る。

 但馬産松葉ガニ普及推進協議会会長で浜坂漁協所属の大型漁船「幸榮丸」船主の川越一男さん(66)は「来季の反動が不安な面もある。異業種の方々と力を合わせ、水揚げしたカニの付加価値を高める努力が一層求められる」と話した。(金海隆至)

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