明石市で入院中の2人が死亡 新たな感染者は28人 新型コロナ
2021/05/01 15:10
明石市役所=明石市中崎1
兵庫県明石市は1日、10歳未満~90代の男女28人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。また、いずれも新型コロナ治療のため入院中だった70代と80代の男性2人が死亡したと明らかにした。市内で確認された死者は計34人となった。
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市によると、1日時点で医療機関の入院待機は15人、宿泊療養施設の入所待機が121人で、このほかに22人が自宅療養中。
亡くなった70代男性は4月20日に陽性が判明。自宅療養していたが、往診した医師が症状の悪化に気づいて同28日に医療機関へ入院し、翌29日に死亡した。80代男性は同22日に陽性が判明し、自宅療養していたが、症状が悪化。入院した29日に死亡した。
2人とも持病があり、詳細な死因は不明だが、新型コロナとの関連が疑われるという。
また、クラスター(感染者集団)が発生した明石商業高校(魚住町長坂寺)で、新たに生徒11人の感染が判明。同校によると、これまで感染が分かった生徒と同じクラブに所属しており、同校での感染者は計18人に。連休明けの6、7日を休校とし、10日から授業を再開する。
市が感染を発表した28人のほかに、おおくぼ総合支援センター(大久保町八木)で相談対応する市社会福祉協議会の男性職員1人も感染。あかし教育研修センター(相生町2)で研修開催の案内などを担当する男性職員1人の感染も分かった。(小西隆久)
【図表】目で見る兵庫県内の感染状況