「大幅に減ってくれないと打ち切りなりにくい」井戸知事、宣言延長の可能性に言及
2021/05/03 13:04
新型コロナウイルス対策について説明する井戸敏三知事=4月21日、兵庫県庁
兵庫県の井戸敏三知事は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、11日までの予定で県に発令中の緊急事態宣言について「新規感染者数が大幅に減ってくれないと打ち切りにはなりにくい」と述べ、延長の可能性に言及した。
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また、決定の時期については「少なくとも今週のできるだけ遅い時期に、宣言の状況を反映しているような確認をした上でないと、取り扱いを決められない」との考えを示した。
この日の庁内会議後、報道陣の取材に応じた。井戸知事は「(4月25日の)発令から2週間経過していない。宣言の結果が出ているわけではない」と慎重な姿勢を示しつつ、「感染者数の多さによっては選択肢として国に延長を要請することはあり得ると思っている」と話した。(上杉順子)