新型コロナ感染者の9割が変異株 兵庫県、新たに943人

2021/05/06 18:33

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 兵庫県と神戸市は6日、新型コロナウイルス変異株の感染者を、4月19~25日の1週間で新たに943人(うち神戸市505人)確認したと発表した。1週間当たりで前週(4月12~18日)の922人を上回り、過去最多を更新。神戸市で12人が追加確認され、累計で3229人になった。 関連ニュース 【詳報】入院調整中、自宅療養中ともに過去最多 兵庫県、新型コロナ 兵庫県内の自宅療養・待機者 2カ月で50倍 神戸市「入院時期保証できず」 神戸に“行きつけ”の路上飲みスポット出現「ささやかな楽しみ奪わないで」

 19~25日の県内の新規感染者計3498人中824人について、神戸市、県、姫路市、尼崎市の各地方衛生研究所が検査し、749人の陽性が判明した。
 陽性者の割合は90・9%(神戸市89・2%、同市以外94・6%)で、前週の89・7%(神戸市94%、同市以外82・9%)を上回った。
 4月に入ってからは90%前後が変異株になっており、県は「旧来株との置き換わりが進んでいる。感染力が強く、重症化もしやすいという意識を持ってほしい」としている。
 ほかに、民間検査でも194人の変異株が判明した。(高田康夫)
【図表】目で見る兵庫県内の感染状況

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