【詳報】兵庫で新たに8人死亡、366人感染 入院、療養者ともに最多

2021/05/09 20:42

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

 兵庫県は9日、新たに366人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。姫路市の発表と重複していたとして県所管分の2人を取り下げ、県内の累計患者数は3万5284人になった。新たに8人の死亡が確認された。入院者数は768人と3日連続で、自宅療養者数も1817人と4日連続で過去最多を更新した。 関連ニュース 【図表】緊急事態2週間、指標が軒並み悪化 宣言の効果見えず 【図表】目で見る兵庫県内の感染状況 【表】市町別の感染状況

 発表自治体別の新規感染者は、神戸市=113人▽姫路市=31人▽尼崎市=27人▽西宮市=40人▽明石市=20人▽県所管分=135人。死者は尼崎市で2人、明石市で1人、県所管分で5人が確認された。尼崎市の介護施設に入所していた80代女性は、入院先が決まらないまま死亡した。県内の累計死者数は778人、うち5月に入り確認されたのは101人に上る。
 神戸市は市内の特別養護老人ホームで入所者と職員計42人の感染が分かったと発表し、新たなクラスター(感染者集団)とした。既にクラスターとして公表された施設では、県加東健康福祉事務所管内の高齢者福祉施設で6人(累計30人)、県赤穂健康福祉事務所管内の事業所で7人(同20人)の新規感染が分かった。
 直近1週間の感染者は1日平均386・7人と、3日ぶりに400人を下回ったが、県の担当者は「大型連休中の行動による感染者の増減を判断するには、もう少し時間がかかる」とした。(まとめ・高見雄樹)
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