明石の病院、7人感染の新たなクラスター 18日まで入院制限

2021/05/10 17:30

明石市役所=明石市中崎1

 明石市は10日、10歳未満~80代の男女21人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。市立市民病院(鷹匠町)で入院患者1人の感染が新たに確認され、クラスター(感染者集団)が発生したと認定した。同病院でのクラスターは初めて。 関連ニュース 職場の食事会で5人感染、クラスターに認定 兵庫・姫路 クラスター認定の施設に入所していた女性ら2人死亡 兵庫・尼崎 クラスター発生施設の男女が死亡 入院希望したができず

 市民病院では4月26日に入院患者1人の感染が判明して以降、同じ病棟で入院患者6人、職員1人の計7人の感染が確認された。同病院はこの病棟への入院は18日まで制限する一方、外来患者の診察や救急患者の受け入れは続けている。
 クラスターが発生した大久保病院(大久保町大窪)では、職員1人の感染が明らかになった。同病院での感染者は入院患者6人、職員9人の計15人となった。
 また、県警本部公安3課に勤務する40代の男性警部補の感染も明らかになった。
 10日時点で、入院調整中の感染者は12人、宿泊療養施設の入所を待つ患者は23人、そのほかに89人が自宅で療養している。(長尾亮太)
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