スルメイカ偽装販売70万袋 「100%使用」全く使われないことも 加工業者に指導

2021/05/11 20:30

スルメイカ(資料写真、Paylessimages/stock.adobe.com)

 水産加工品の原料にスルメイカを使っているなどと偽装し販売したとして、農林水産省は11日、水産物卸・加工販売の「合食」(神戸市兵庫区)に、表示の是正や再発防止策の実施を指示した。 関連ニュース 「黄金のザリガニ」落札したのに…届いたのはカブトムシ イソギンチャクを万引き 1匹1万円を数匹、熱帯魚も 看護助手の家族3人逮捕 ナマコやサザエ、密漁で2億円 明石の一家逮捕

 同省によると、表示を偽って販売していたのは、2017年3月~今年1月にかけて全国のスーパーなどで販売された「しっとりいか天」など、合食の3商品計70万5340袋。包装に「するめいか100%使用」と表示しながら、原料に別のイカ類が含まれたり、スルメイカが全く使われていなかったりしたケースもあったという。(赤松沙和)

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