副業でジム、強制わいせつ… 消防士長を懲戒免職

2021/05/20 20:39

神戸新聞NEXT

 兵庫県尼崎市消防局は20日、自身が副業で運営するNPO法人が手掛けるトレーニングジムの女性利用者にわいせつ行為をしたり、女性更衣室で盗撮をしたりしていたとして、西消防署武庫分署の消防士長(50)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。 関連ニュース 家計は毎月赤字 中学生2人育てる母親、副業で夜にバイト始めるも体調崩す「こんな働き方は…」 公務員よ、副業せよ 須磨ビーチで輝く神戸市特命課長 プロ格闘技「K-1」にも出場“最強のお巡りさん”の素顔に迫る

 同消防局によると、消防士長は昨年4月と今年2月、指導者の立場を利用して、ジムで女性利用者2人の体を触るなどしたという。昨年6月には女性更衣室にカメラを設置して盗撮をしたとされる。
 消防士長は今年2月以降、強制わいせつ容疑で兵庫県警に2回逮捕され、容疑を認めた上で不起訴処分となった。釈放後に同消防局が本人に聴き取りをしたところ、盗撮を認めたという。
 副業は内部調査で発覚し、2018年5月、消防士長は「報酬は得ていない」と説明した。だが、実際には飲食代や海外旅費を継続的に受け取っており、今回の聴き取りで虚偽報告も認めた。(竹本拓也)

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