神戸マラソン中止を正式決定 2年連続、医療スタッフ確保困難で
2021/05/31 18:02
2019年に行われた神戸マラソン
神戸マラソン実行委員会は31日、新型コロナウイルスの感染拡大で医療スタッフが確保できないため、11月21日に予定していた大会(神戸新聞社など共催)を中止すると発表した。
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実行委によると、大会では例年約700人の体調不良者が出るため、医師約50人、看護師約120人が必要になる。だが、コロナの感染拡大で神戸市内の医療体制が逼迫し、ワクチン接種でも従事者が不足していることから、2年連続の中止を決めた。
本来は昨年開かれるはずだった第10回大会を来年11月に持ち越す。実行委は「大変残念だが、次の大会は全ての参加者にとって安全安心に開催できるよう取り組みたい」としている。
神戸マラソンは2011年から毎年11月、「感謝と友情」をテーマに開催してきた。例年2万人のランナー募集に対して8万人程度の応募がある人気の大会で、神戸市中央区と垂水区を往復する。(古根川淳也)