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東方良司さん
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東方良司さん

 「本当はもっともっと、外に出ていかないといけない」

 近年は会員制交流サイト(SNS)での名誉毀損(きそん)や、プライバシー侵害といった新たな人権問題の相談が増えた。さらに、新型コロナウイルスの出現で感染者や家族、医療従事者への差別も問題となっている。

 法務局の仕事に照らし、「今までと異なる課題が次々に出てくる。個々の対応と同時に、人権の根幹を子どもたちに教育する努力が欠かせない」と話す。

 登記関連の仕事が大半を占める法務局で、人権問題を取り扱う人員は多くない。広島法務局で初めて人権相談の管理職を務めた。そのとき、啓発に協力してくれる保護司が、更生施設をはじめ「施設に出向いてこそ」と、現場を重視するよう助言してくれたのが心に残る。

 コロナ禍でこれまでの対面形式での人権教室を開くのが難しくなり、現在はオンライン形式での啓発を模索中という。

 松江市出身で、島根大法学部を卒業。「社会に貢献できる仕事をしたい」と、地元の松江地方法務局に入った。東京での勤務などを経て、2009年からは熊本、長崎、栃木、広島、岡山県を巡り、関西の赴任は初めて。「これだけ海が見える場所に、住むのも働くのも新鮮」と神戸の印象をにこやかに語る。

 相模原市の自宅を離れ、単身赴任。休日は、頭の中を整理するため1、2時間をかけて街を歩くのが息抜きだ。九州では「路面電車の線路の端ってどうなっているのか」と確かめてみたこともある。「神戸でもたくさん歩いて、地域を知っていくのが楽しみですね」。妻と1男1女。58歳。(井上太郎)

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