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大内ますみさん
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大内ますみさん

 約1万2千人を擁する兵庫県警の運営をチェックする機関で、37代目のトップとなった。普段は県警と相対することが多い弁護士が委員長に就任するのは実に23年ぶり。「警察組織にいい緊張感を生み出せるはず」とからりと笑う。

 弁護士になったのは28歳の時。外資企業に1年勤めた後、一念発起して司法試験に臨んだ。「社会では通用しなかったような正論が、きちんと通る世界。上下関係もない。これほど自分に向いている仕事はないと思った」

 不動産や金融関係など企業法務をメインに手掛ける一方、約40年間、母子家庭の相談に携わり、差別や貧困といった人権問題と向き合ってきた。公務員の懲戒審査会など公的業務に関わる機会も多く、2018年8月に県公安委員になった。

 約67年間に及ぶ現行の県公安委員会の歴史で、女性委員は8人だけ。「警察にはまだまだ男性職場という意識が残っている」と改革を促し、業務のデジタル化も「他の行政に比べて最も遅れている」と課題を指摘する。

 週に1回ある定例会議では県警に対する苦情の対応にも目を光らせる。「法律家としてできる限り正確に、県警の報告を聞き取ろうと心掛けている。言葉遣いなどから県民への姿勢が垣間見える」と説く。

 「公安委員会は、警察が民主的、中立的であるための保険。他の委員とも協力して助言していきたい」

 神戸市須磨区在住。74歳。

 (記事・前川茂之、写真・吉田敦史)

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