ワクチン接種、誤って使用済み注射器を使用 小野

2021/06/03 18:08

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 新型コロナウイルスのワクチン接種で、兵庫県小野市は3日、特別養護老人ホームの女性職員1人に、誤って使用済みの注射器を使ったと発表した。市によると、注射器にワクチンは入っていなかった。職員に健康被害は確認されていないという。 関連ニュース ワクチン原液、誤って注射 高齢者施設の職員6人に 廃棄予定の余ったワクチンを子に接種 看護師を処分 5人に濃度不足のワクチンを注射 神戸の集団接種会場、抗体検査で5人を特定へ

 市によると、5月27日午後2時半ごろ、市内の同ホームで行われた職員向け接種で、担当医師が本来は使用済みの注射器は廃棄するのに、卓上のトレーに置いた。直後に順番が来た女性職員に、この注射器を使って接種しようとしたがワクチンは入っておらず、すぐに誤使用に気付いた。
 同市は「誤接種の情報共有とマニュアルの再読を徹底する」としている。(杉山雅崇)
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