インド株、兵庫県で新たに5人感染 新型コロナ

2021/06/03 19:21

神戸新聞NEXT

 兵庫県は3日、インドに由来する新型コロナウイルス変異株について、新たに県内在住の男女5人の感染を確認したと発表した。インド株が拡大する国からの帰国者1人と、同様の国から入国して感染が確認された人の濃厚接触者ら4人。5人とも容体は安定、回復しているという。 関連ニュース ワクチン原液、誤って注射 高齢者施設の職員6人に 廃棄予定の余ったワクチンを子に接種 看護師を処分 5人に濃度不足のワクチンを注射 神戸の集団接種会場、抗体検査で5人を特定へ

 県内で確認されたインド株感染者は計14人になった。県によると、5人のうち1人は30代の女性で、5月上旬にインド株の流行国から帰国。検疫所でのPCR検査は陰性だったが、自宅待機中に発症した。
 ほかの4人はいずれも男性で、インド株感染が判明した患者の濃厚接触者ら。2人は発熱などの症状があり、2人は無症状だった。
 発表されたのは5月17~23日の1週間の確認状況で、県内では671人(うち神戸市171人)の変異株感染が分かった。このうち神戸市分では、英国型が持つ感染力が強い「N501Y変異」に加え、ワクチンの効果を弱める可能性があるとされる「E484Q変異」を併せ持つ新たな変異株が国内で初めて確認されている。50代男性で軽症だった。(堀内達成)
【最新のコロナニュースはこちら】兵庫のコロナ情報

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ