「しばらくぶり」喜楽館 一番太鼓に寄席ムード最高潮 44日ぶりに高座再開

2021/06/07 15:10

高座から44日ぶりの昼席再開を喜ぶ桂三実さん=神戸市兵庫区新開地2、神戸新開地・喜楽館(撮影・(撮影・三津山朋彦)

 新型コロナウイルス禍の影響で、4月25日から休演していた上方落語の定席「神戸新開地・喜楽館」(神戸市兵庫区)が7日、44日ぶりに昼席を再開した。7月の開館3周年を前に新たなスタートとなった高座を、出演者、観客とも笑顔で満喫した。 関連ニュース 神戸のライバル2高校、相次ぎスポーツ定期戦 須磨東VS須磨友が丘など「成果発揮の場」 古い布団生地からポーチや財布 神戸に雑貨店オープン「懐かしさ感じてもらえたら」 定席寄席に高座が帰ってくる 神戸・新開地「喜楽館」再開へ 「笑いで元気を届けたい」

 6月20日まで延長された緊急事態宣言は劇場、映画館などで開催基準を緩和。各地で公演が再開されてきた。しかし落語は重症化しやすい中高年ファンが多く、喜楽館は再開時期を慎重に探ってきた。当面、観客数も定数(212席)の半数以下の96席に抑える。
 この日は午後2時の開演前から観客の列ができた。開演を告げる一番太鼓が地元商店街に威勢よく響き、寄席ムードが盛り上がった。高座の1人目には、同館名誉館長・桂文枝さんの弟子の三実さんが登場。「寄席の再開に足を運んでいただき、誠にありがとうございます」とお礼を述べた上で、「しばらくぶりの高座なので大目に見ていただき、かむのを許してください」とおどけてみせ、笑いを取った。
 妻(77)と訪れた男性(85)=同市東灘区=は「緊急事態宣言なのでほとんど家にいましたが、久しぶりに外出しました。落語で気持ちを晴れやかにしたい」と話した。
 14~20日は「プロ野球応援ウイーク」、7月5~11日には3周年記念公演を予定。11日には文枝さんがトリを務める。(金井恒幸)

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