「1票多い」午前1時から全票数え直し 尼崎市議選「原因突き止められない」
2021/06/07 21:11
全候補者の残票を数え直す尼崎市職員ら=尼崎市西長洲町1
6日に投開票された兵庫県尼崎市議選の開票作業で、候補者の得票数が投票総数と一致しないトラブルがあった。この影響で、結果の確定は予定を1時間超ずれこみ、7日午前1時39分となった。
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同市選挙管理委員会によると、開票作業終盤の集計で、実際の投票総数より1票多いことが判明。このため、7日午前0時50分ごろから職員が100票ずつの束を再び計数機に入れて数え直すこととなった。100票で1束の投票用紙を数え直したところ、維新新人の束の一つが99票だったという。
市選管は30分ごとに得票数を発表していたが、トラブルの影響で、同0時25分に発表予定だった第6報の得票数は第5報と変わらなかった。
今回のトラブルについて市選管は「手作業で票を交換する際に99票の束をそのまま計数機にかけた可能性などが考えられるが、突き止められない。次の選挙に向け、基本的な声掛けや点検作業の改善を検討したい」としている。(竹本拓也)