帝国電機が不適切行為 製品性能の試験数値を改ざん

2021/06/10 21:50

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 ポンプ製造の帝国電機製作所(兵庫県たつの市)は10日、化学工場などで使われるポンプの一部性能試験で、基準に満たない製品の数値を改ざんして出荷する不適切行為があったと発表した。現時点で事故などの報告はないという。 関連ニュース 輸入品だけに頼らない 使い切り手袋、姫路の会社が日本唯一の生産拠点を建設 ウインク球場リニューアルで10月無料ライブ ノーベルブライト、矢井田瞳さん、佐藤竹善さんら出演 姫路 神姫バス、姫路駅前で毎月野外イベント開催へ 初回は22日「こだわりの逸品でファン増やしたい」

 今年1月、試験担当者の自己申告で分かった。基準は顧客と取り決めているが、不合格となった際、検査装置を調整して数値を変えていた。関連の試験は1人で実施していた。
 同社によると、2021年3月期連結決算で、当該機種の売上高は5億6千万円に上った。このうち一部が性能基準を満たしていないとするが、件数などは調査中としている。(森 信弘)

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