五輪・卓球豪州代表の合宿受け入れを中止 西脇市、コロナで練習相手確保できず

2021/06/11 19:30

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 兵庫県西脇市は11日、同市で東京五輪の事前合宿を予定していた卓球の豪州代表チームの受け入れを中止すると発表した。7月11~19日、選手とスタッフ計8人での合宿を予定していたが、チーム側が新型コロナウイルスの感染拡大で練習相手を確保できないことなどに難色を示し、両者が合宿中止に合意したという。 関連ニュース コロナ対策一辺倒の東京五輪、本当に開催して大丈夫か 「テロ」「抗議デモ」懸念される治安面のリスク 五輪「やめることすらできない状況」とJOC理事 世界は反対の流れなのに 中国が「東京五輪の開催」を熱烈に支持する理由

 西脇市は2017年、豪州チームの合宿地に決定し、市内の練習会場を整備。今年5月以降、受け入れを前提に準備を進め、日本での感染状況などをチームの担当者に伝えていた。
 選手は自国内で事前合宿を行い直接、東京の会場に入る予定。豪州卓球協会からは「今後も西脇市との強い協力関係を継続したい」とのメッセージが寄せられた。(伊田雄馬)

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