数分間の珍景、洞門越しの朝日 兵庫北部の半島
2021/06/11 20:57
「旭洞門」から差し込む朝日=11日早朝、兵庫県新温泉町三尾
兵庫県北部の新温泉町と香美町の境にある、断崖絶壁に開いた大きな穴「旭洞門」で11日早朝、洞門から朝日が差す珍しい光景が見られた。5~6月の気象条件が整う日だけに現れる絶景という。
関連ニュース
空が田んぼに映り込んでる!反転した世界まで美しすぎる田舎の風景が話題 天と地をつなぐ飛行機雲にも注目
何気ない日常風景、夏の写真が「ほんとアニメにしか見えない」と話題
「見つけたら駆除して」道路脇や土手のきれいな花…実は特定外来生物
旭洞門は、日本海へ突き出した半島「鋸岬」の一部に当たる。幅約6メートル、高さ約8メートル、海面から約5メートルの高さにある穴で、波の浸食などで形成された。
地元漁師の中村新一さん(83)はこの日午前4時半ごろ、新温泉町の三尾漁港を出発。日の出時刻の4時50分ごろは東の空に厚めの雲があったが、同5時すぎに数分間だけ、洞門越しの朝日を見ることができ、「やっぱりきれいやなあ」としみじみと話していた。(末吉佳希)