豊岡市長、平田オリザ氏関連の発言を訂正 事実誤認を認める

2021/06/14 20:20

豊岡市・関貫久仁郎市長

 兵庫県豊岡市の関貫久仁郎市長は6月14日、市議会定例会の代表質問で、劇作家平田オリザ氏に関する市長選告示直前の発言に事実誤認があったとして「訂正したい」と答弁した。 関連ニュース 「演劇のまちなんかいらない」の真意説明 新豊岡市長が初登庁 たまっていた市民の不満 激戦の豊岡市長選、4期務めたトップ交代 平田オリザ学長「劇団も市の補助金を受けていない」 市長や支持者らの発言に反論

 関貫市長は4月の公開討論会で「平田氏のコンテンポラリーダンス(のせい)で、市民のホール利用が妨げられた」と主張。平田氏が、関貫市長と面談した際に「検証し、事実でなければ訂正をした方がよいのでは」と求めたことを今月初めに明かしていた。
 議会での質問に、関貫市長は、情報提供者に確認したところ「平田氏の直接的な言葉や行為が、市民グループの活動を排除したという事実はなかった」とした。
 一方で、「平田氏の助言により進められていた市政に対する市民の不公平感や不満感などが、結果として、市民活動が排除されたという思いにつながってしまったと感じている」とも述べた。(石川 翠)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ