ワクチン職場接種、県内でも参入広がる 企業や大学、観光協会など73件申請

2021/06/15 12:49

新型コロナウイルスのワクチン接種=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(資料写真)

 兵庫県内でも、企業や大学、温泉街の組合などで職場接種への参入表明が徐々に広がっている。県によると、15日午前9時現在で73件の申請があるという。 関連ニュース ワクチン「職場接種」県内32件申請 川重や大学、温泉街など12万人分 神戸女学院がワクチン「集団接種」実施 モデルナ製使用 兵庫大と系列校がワクチン職場接種実施へ

 川崎重工業は、県内5工場と神戸本社の計6拠点を9日に申請した。同社の従業員のほか、関係会社の社員らも対象とし、準備が整った拠点から接種を始める方針だ。
 前向きに検討しつつも、様子見の段階という企業も。担当者は「接種人数や費用負担など不明点が多い」「接種場所の規制緩和がどこまで進むのか、状況を確認中」などと理由を説明する。
 大学では、医療系を中心に動きが広がる。神戸大は、隣接する神戸松蔭女子学院大と共同実施する。神戸市東灘区を本拠とする甲南大、甲南女子大、神戸薬科大も、学生や教職員ら約1万7千人を対象に準備を進める。
 有馬温泉、洲本温泉、城崎温泉の観光協会や協同組合も、加盟する旅館の従業員らを対象に実施する予定。

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