須磨海岸、今年も泳げず アジュールも、2年連続「我慢の夏」
2021/06/16 05:29
大勢の海水浴客でにぎわう須磨海岸=2019年8月、神戸市須磨区
新型コロナウイルス禍を受け、神戸市が、須磨海水浴場(同市須磨区)と、アジュール舞子海水浴場(同市垂水区)を今年も開設しないことが15日、関係者への取材で分かった。感染防止のため、人の流れを抑えるのが目的。2年連続で「我慢の夏」となる。
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須磨海水浴場は昨年、感染防止策が困難などの理由で、記録が残る1982(昭和57)年以降で初めて開設を中止。アジュールも昨年、砂浜の改修以来16年ぶりに開かなかった。例年であれば、須磨は約70万人、アジュールは約20万人でにぎわうという。
市は今夏の開設を検討してきたが、新型コロナの感染拡大が続く中、人々の移動を抑制するためにも中止はやむを得ないと判断。海の家の営業もしない。
兵庫県内では、淡路島の慶野松原や大浜、多賀の浜などの海水浴場も閉鎖することが決まっている。(三島大一郎)