神戸市の恩田副市長辞任へ 後任は小原行財政局長

2021/06/18 05:30

恩田馨氏

 神戸市の恩田馨副市長(53)が、任期途中の6月末で退任することが17日、関係者への取材で分かった。恩田氏は昨年7月に副市長に就任し、任期は2024年7月までだった。後任には行財政局長の小原一徳氏(59)を起用する方針。24日の市会本会議で人事案が提案され、同意されれば7月1日に就任する。 関連ニュース 甲南医療センター過労自殺 遺族が会見「医師を守れない病院に患者を守れるのか」 「数学・理科甲子園ジュニア」須磨学園中が優勝 準優勝は明石市立大久保中 神戸市消費者物価指数、7月は3.3%上昇 生鮮食品を除く、食関連の幅広い値上がり続く

 関係者によると、退任は一身上の都合という。
 恩田氏は東京大法学部を卒業後、92年に旧自治省(現総務省)に入り、内閣官房内閣参事官などを歴任。茨城県古河市の助役、高知県や福岡県の総務部長も務めた。総務官僚出身の3人目の副市長として20年7月に就任し、健康や福祉、文化スポーツ、教育などの分野を担当した。新型コロナウイルス対策の担当副市長でもあった。
 小原氏は84年に入庁。須磨区長、経済観光局長、保健福祉局長、健康局長を歴任し、20年から現職を務める。(三島大一郎)

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