尼崎市議選 1票差の次点で落選、元市議男性が異議申し立て

2021/06/18 20:07

尼崎市議選で投票の数え直しなどを求め異議申立書を手渡す次点の寺坂美一氏(右)=尼崎市役所

 6日投開票の兵庫県尼崎市議選(定数42)で、1票差の次点で落選した無所属元職の寺坂美一氏(45)が18日、市選挙管理委員会に票の数え直しを求めて異議を申し立てた。市選管は21日にも申立書を正式受理する。 関連ニュース 「1票多い」午前1時から全票数え直し 兵庫・尼崎市議選「原因突き止められない」 不在者投票、名古屋市の区選管が送り忘れで「無効」に 尼崎市議選 17歳高3、知らぬうちに選挙違反?

 市議選では、名古屋市千種区選管が尼崎市選管に不在者投票用紙1枚を郵送し忘れ、投票時刻を過ぎてから届いたため「無効」扱いとなった。開票作業でも100票の束の一つが99票しかなかったため投票総数と合わず、確定が1時間超ずれ込むトラブルもあった。
 18日に会見した寺坂氏は「多くの人が結果に対する疑念を持っていると思う。間違いがないか再確認することが、選挙の公正さと正確性を示す唯一の方法だ。市民に説明責任を果たすことにもなる」と話した。
 申立書では、全体の1・58%に当たる無効票2435票の再点検や、自身の名前と似た候補の票がないかの確認などを求めている。(竹本拓也)

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