神戸モデル標準服のデザイン投票に疑問の声 保護者「唐突過ぎる」

2021/06/22 12:15

「神戸モデル標準服」の(左から)A、B、C、D案=神戸市中央区東川崎町1

 神戸モデル標準服のデザイン投票を巡り、神戸市教育委員会が実施しているアンケートに保護者から疑問の声が上がっている。 関連ニュース 「夫婦別姓」望む女性ら 最高裁判決に落胆と期待 神戸で神鋼株主総会 石炭火力への姿勢、質問相次ぐ 【詳報】兵庫県で新たに22人感染、2人が死亡 新型コロナ

 市教委はアンケートで、保護者に「これからの神戸市の中学生にふさわしい標準服のモデルとなるデザインの作成を進めている」と説明。保護者と児童生徒がそれぞれ4案から一つを選ぶよう求めている。
 子どもが小中学校に通う40代の保護者は「なぜ標準服が必要なのか。背景についての説明がなく、唐突過ぎる」と困惑。「どの案にも賛成できないが自由記述の欄がなく、反対の声すら届けられない。周囲の親たちも同じ反応だ」と憤る。
 市教委学校教育課は「これまで検討会を開いてきたが、説明不足で申し訳ない。なるべく保護者の経済的負担を軽減できるよう努めたい」としている。(石沢菜々子)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ