「バブリーダンス」で注目の女優・伊原六花 ジュリエット役でミュージカル初挑戦

2021/06/23 15:30

「地元で初めてミュージカルができることにわくわくしている」と話す伊原六花=大阪市福島区

 7月3日に大阪公演が開幕するミュージカル「ロミオ&ジュリエット」に、女優の伊原六花がジュリエット役で出演する。本格的なミュージカルは初挑戦で、「強さと人間味を伝えられたら」と意気込む。(田中真治) 関連ニュース 元劇団四季・坂元健児がコンサート 1月2~4日、淡路市のレストラン「青海波」・劇場「波乗亭」 宝塚雪組「愛の不時着」開幕 新トップ朝美絢お披露目 大ヒットの韓国ドラマが原作 長野博、空飛ぶ車が実用化されたら「まずは…」 ミュージカル「チキチキバンバン」主演 

 同作は、シェークスピアの戯曲を基にしたフランスのミュージカルで、日本では宝塚歌劇団が2010年に初演。翌年に日本オリジナル版が制作された。潤色・演出は同歌劇団の小池修一郎。再演を重ねており、今回はロミオ役の黒羽麻璃央と甲斐翔真、ジュリエット役の伊原と天翔愛ほか、期待の若手らをダブルキャストで起用している。
 伊原は「バブリーダンス」で話題となった大阪府立登美丘高ダンス部の元キャプテンで、ドラマやCMに活躍。出演にあたり、「いかにお芝居の流れのまま歌えるか、発声を一から教えてもらった」という。
 ジュリエットにかれんなイメージを持っていたが、戯曲を読み込み「恋に突き進む行動力や熱量がある」と強さをテーマに据える。だが、「一歩間違えるとただのおてんばになり、バランスが難しい」と多角的に役を掘り下げた。
 東京公演を終え、「感情と歌やせりふが結びつく瞬間が増えてきた」と手応えを語る。「この感覚をつかんだまま、さらにパワーアップして大阪公演の初日を迎えたい」
 7月3~11日、大阪・梅田芸術劇場で全11回公演。1万3500~5500円。同劇場TEL06・6377・3800

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