156回分のワクチンを廃棄 冷蔵庫の電源プラグ抜ける

2021/06/25 20:31

芦屋市役所=芦屋市精道町

 兵庫県芦屋市は25日、新型コロナウイルスのワクチン集団接種会場で、156回分のワクチンを廃棄したと発表した。保管する冷蔵庫の電源プラグが抜け、管理温度の上限(8度)を超えていたという。 関連ニュース 兵庫県内、デルタ株感染1週間で16人判明 「広がる兆し。危機感」 副反応の相談「発熱」が最多 コロナワクチン接種 神戸市の窓口 飲食店隣席は飛沫リスク大 新型コロナ、スパコン富岳が予測【動画】

 同市によると24日、ワクチン26瓶(156回分)を接種会場の同市民センター(同市業平町)の冷蔵庫に搬入。翌25日午前7時半に職員が入ると、冷蔵庫のプラグがコンセントから抜け、庫内の温度が23度になっていた。冷蔵庫の電気コードはテープで固定され、24日午後5時15分に確認した際は通電していたという。
 同市は、誤って抜いた事実はなかったとするが、他のコードと混同しないよう、今後は別のコンセントを使うという。25日は翌日分のワクチンを前倒しで使ったため、接種に影響はなかった。(中川 恵)

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