芦屋市長への問責決議可決 市会「パワハラ問題責任重い」
2021/06/29 05:30
芦屋市役所=芦屋市精道町
兵庫県の芦屋市幹部(当時)のパワーハラスメント問題を受け、伊藤舞市長に対する問責決議案が28日、市議会本会議に議員提案、可決された。
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問題を巡っては、市の調査委員会が昨年8月、男性幹部による部下へのパワハラを認定し、幹部は停職1カ月の懲戒処分を受けた。しかし市議会が「内部調査は不十分」と指摘。市の第三者委員会の再調査で、市長らが部下の訴えを約10カ月も放置したり、副市長が部下からの訴えを加害側の幹部に伝えたりしたことが判明し、問題視された。
問責決議案は「問題解決を長引かせた責任は重い」などとし、自民党や「BE ASHIYA」、公明党の3会派が提出。賛成10人、反対10人となり、議長採決で可決された。
また、パワハラ問題に絡んで、伊藤市長と佐藤徳治副市長の7月給与を全額カットする市の提案も可決された。(大田将之)