兵庫県の5月推計人口発表 前月比で1年ぶり増加

2021/06/29 19:33

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 兵庫県は5月1日時点の推計人口が、544万9952人(前月比868人増)だったと発表した。都市部を中心に就職・転勤や入学などに伴う流入があったとみられ、昨年5月以来、1年ぶりに増加に転じた。 関連ニュース 関西「住みたい街」西宮が3年連続1位 “トップの常連”コロナ禍でも変動せず 近畿「住みたい田舎ランキング」3年連続トップ3独占 兵庫の但馬地域 人口減続くも…半径1キロにスーパー5店 顧客獲得競争、にわかに熱気

 県内49市区町(神戸市は区別集計)のうち、増加が16で減少が33。市区町別では、神戸市東灘区(479人増)や同市中央区(423人増)、西宮市(368人増)などで増え幅が大きい。一方で、尼崎市(138人減)や川西市(107人減)、加西市(101人減)などで減り幅が目立った。
 4月の転入者は2万5392人で、転出者2万2268人を3124人上回り、社会増。出生者数は3032人で、死亡者数5288人を2256人下回り、自然減となった。
 今回発表分から、昨年実施した国勢調査の速報値を反映。前回発表した4月1日時点の人口推計は2015年国勢調査を基にしていたため、実数にずれが生じている。(大島光貴)

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