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 兵庫県議会(定数86)の2020年度政務活動費(政活費)のうち広報広聴費が全体の5割を占め、現在の支出区分になった13年度以降、最も多い割合だったことが30日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で視察の抑制や支給額の削減があった一方、有権者向けの会報発行を増やしたため広報広聴費の割合が急拡大した。

 県議会は30日、条例に基づき政活費の収支報告書を公表した。政活費は調査研究費などとして報酬とは別に1人当たり月45万円が支給され、未使用分は返還する。20年度は、政活費の月額のうち6万7500円(15%)を9カ月間削減し、県立病院に消毒用ロボットを寄贈するなど医療支援に充てた。

 報告書によると、県議が使った政活費計2億9764万円のうち、広報広聴費は49・3%で1億4668万円。前年度の39・8%から10ポイント近く増え、40%前後で推移していた近年の状況から跳ね上がった。視察などの調査研究費は、前年度の4493万円(15・7%)から2835万円(9・5%)に減少した。

 9カ月間にわたり15%削減した政活費全体の返還率は27・8%だった。(藤井伸哉)

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