「リバウンドが起こる可能性高い」兵庫県知事が注意呼び掛け
2021/07/14 20:41
新型コロナウイルスの再拡大を踏まえ、リバウンド防止に向けたメッセージを発する兵庫県の井戸敏三知事=兵庫県庁
新型コロナウイルスの感染者が兵庫県内で増加していることを受け、兵庫県の井戸敏三知事は14日、1週間の感染者が前週比で約1・8倍と全国的にも県内の感染拡大ペースが速いことを示し、「まん延防止等重点措置が解除されても注意していかないと、リバウンドが起こる可能性が高い」と県民に呼び掛けた。
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6月末以降の新規感染者数の推移は、第4波に向かった今年3月の推移と類似している。井戸知事は「もしかすると第5波の入り口にあるのかもしれないが、来週前半までの状況を見ないと見極めは付かない」とした上で、「3月のように増えていくなら、まん延防止等重点地区の再指定も視野に入れなければいけない」と述べた。
一方、現時点では第4波と違って重症化している感染者は少なく、「病床における今の状況にひっ迫するきざしはない」とした。(高田康夫)