六甲オルゴール博物館がリニューアル 名称は「ROKKO森の音ミュージアム」に
2021/07/16 19:55
360度を見渡せる透明のドームで、多彩な音と六甲山の自然を味わえる=ROKKO森の音ミュージアム
六甲山上にある「六甲オルゴールミュージアム」(神戸市灘区六甲山町)が16日、「ROKKO森の音ミュージアム」と名前を変えリニューアルオープンした。庭を広げ、四季折々の自然の中で音色を楽しめるよう、木々の間にオルゴールや透明のドーム、カフェのテラス席を配置。10月までの毎週日曜は野外コンサートも催す。
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1994年、オルゴールなどの自動演奏楽器を展示、演奏する博物館としてオープン。新型コロナウイルス禍を受け、六甲山の自然を生かした施設として装いを新たにした。拡張した庭には、音楽が流れるベンチやハンドル式のオルゴールなど多彩な「音」を展示。野外コンサートでは、鳥の声や川のせせらぎの中でフルートなどの音色が響く。
屋内ホールでは連日、「演奏家のいないコンサート」があり、9月8日までは作曲家・久石譲さんの楽曲を紹介する。大松ゆみ副館長は「六甲山ならではの自然の中で音を味わってもらえたら」と話している。
木曜休館(7、8月は営業)。時間は午前10時~午後5時。中学生以上1300円、4歳~小学生600円。同館TEL078・891・1284
(金 慶順)