兵庫県知事選2度目挑戦の中川氏、県政改革の訴え実らず

2021/07/19 00:50

中川暢三氏

 民間の視点を生かした県政改革の訴えは実らなかった。兵庫県知事選に2度目の立候補となった元加西市長の中川暢三氏(65)は再び落選が決まった。 関連ニュース 神戸市長選で維新、現職を支援せず 独自候補を模索、松井代表「相乗りにはくみしない」 「新型コロナ対策に期待」が4割 兵庫県知事就任1カ月で有権者調査 神戸市長選まで2カ月 維新、候補者擁立手探り 選挙戦の構図定まらず

 40代で大手建設会社の管理職を辞し、加西市長を2期6年務めた。大阪市北区長なども歴任した。大きな支持組織はなく、各種会合や会員制交流サイトで地道に支援者を広げた。
 選挙では、オーガニック給食の導入や県の財政再建を訴え、街頭で子連れの母親らに声を掛けられた。自身の携帯電話番号やメールアドレスを公開し、寄せられる声にも深夜までていねいに応じた。支えてくれるスタッフも増え、前回の知事選以上の手応えを感じたが、大きなうねりは起こせなかった。(古根川淳也)

【特集ページリンク】兵庫県知事選2021

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