知事選初当選から一夜明け 斎藤氏、意気込み語る
2021/07/19 12:20
当選から一夜明け、記者会見に応じる斎藤元彦氏=19日午前、神戸市中央区布引町3(撮影・小林良多)
18日に投開票された兵庫県知事選の投開票から一夜明けた19日午前、初当選した元大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)が県議会の各会派にあいさつに回り、8月1日の就任に向けて準備を始めた。その後の記者会見では、「これからがスタート。緊張感と責任感をしっかり持って、県民の皆さんのために全身全霊を尽くしたい」と意気込みを語った。
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午前9時すぎ。県議会に到着した斎藤氏は、県議出身の末松信介、加田裕之の両参院議員とともに、各会派の控室を訪れた。
対立候補の前副知事金沢和夫氏(65)を支援した最大会派「自民党」の幹事長室では、緊張した面持ちで小西隆紀幹事長と対面。小西氏から「新型コロナウイルス禍で日銭が入らない人もいる。困っている人の足元をしっかり見て頑張ってください」と激励を受けると、「ご指導、よろしくお願いいたします」と述べ、深々と頭を下げた。
午前10時半すぎから開いた会見では、知事公用車センチュリーについて「コロナで県民の皆さんが大変な時に43歳の私が乗るのは分不相応。機能性のあるワンボックスカーに変えたい」と早急に廃止する考えを表明した。公約で掲げた「身を処する改革」は、自身の知事給与を3割、退職金を5割カットするという具体案を初めて示した。
19日朝、県庁で井戸敏三知事と面会したことも明かし、「コロナ対策を含め、今の取り組み内容をしっかり引き継いでいただけるとのことで、大変心強い」と述べた。
その後、神戸新聞社のインタビューにも応じた。(大島光貴)
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