コロナ感染者ら3人の個人情報、誤った宛先に送信 姫路市

2021/07/20 20:40

姫路市役所=姫路市安田4

 兵庫県姫路市は20日、新型コロナウイルスの感染者2人と濃厚接触者1人の個人情報を、入院手続きのため医療機関にファクスで送る際、誤った宛先1件にも送信したと発表した。同市保健所の職員が誤送信先の事業所を訪問し、送信文書を回収したという。 関連ニュース SNSで出会った「顔も知らない人」を友達だと断言する子ども…ついていけない親御さんへ 未登録のメールから「電話できる?」 だまされたふりで記者がおとり調査 結末にあ然 「エイズパニック」を教訓に 日本人女性初感染時に顔写真や個人情報、デマも広まる

 市によると、職員が20日、3人の情報をファクスで市内の医療機関に報告した際、タッチパネルのリダイヤルボタンに誤って触れ、別の宛先にも送ったという。誤送信先から「関係のない資料が送られている」と電話で指摘があり、発覚した。
 送信文書には、氏名や住所、電話番号に加え、感染者の臨床経過や濃厚接触者の症状などが記載されていた。職員は感染者ら3人も訪問し、謝罪したという。(森下陽介)
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