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新著を前に、工楽松右衛門について話す玉岡かおるさん=高砂市高砂町今津町
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新著を前に、工楽松右衛門について話す玉岡かおるさん=高砂市高砂町今津町

 自身も兵庫県高砂市で暮らした経験がある作家の玉岡かおるさん(64)=同県加古川市=が、高砂出身で江戸期の海運に革命をもたらした海商が主人公の小説「帆神(ほしん) 北前船を馳(は)せた男 工楽松(くらくまつ)右衛(え)門(もん)」を書き上げた。27日、高砂市の工楽松右衛門旧宅で出版会見を開き、「偉人とそれを支えた女たちに加え、海運国の歴史もしっかり描けた」と語った。

 高砂の漁師の子だった松右衛門(1743~1812年)は、2枚の木綿布を重ねる帆が破れやすかったため、播州木綿の糸を太くより合わせて風雨に強い帆布「松右衛門帆」を発明し、製法を全国に広めた。鎖国していた幕府の命により、ロシア船襲来に備えて択捉島に港も築いた。

 同市観光交流ビューローが2015年、まちおこしを狙って執筆を依頼。女性を中心に描いてきた玉岡さんは当初、「男の物語」のイメージが湧かなかったという。だが、結婚後8年間住んだ高砂に恩返ししたいと思い直し、全国で取材を重ねて2年で完成させた。会見で「画期的な帆を作ったのに歴史に埋もれてきた工楽さんに、私より有名になってほしい」と笑った。

 新潮社刊、2200円。玉岡さんの発刊記念講演会が9月23日午後2時から、高砂市文化会館である。無料で要申し込み。同ビューローTEL079・441・8076

(笠原次郎)

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