姫路城マラソン、来年2月実施へ 3年ぶり開催
2021/08/02 21:25
来年2月の大会の事業計画が示された実行委員会総会=姫路市安田4
早春の兵庫・播磨路を舞台にした「世界遺産姫路城マラソン」(神戸新聞社など共催)の実行委員会は2日、姫路市役所で総会を開き、2022年2月27日に第7回大会を実施する方向で一致した。新型コロナウイルス禍で20年は中止、21年は延期となっており、開催されれば3年ぶりとなる。コロナの感染状況などを踏まえ、11月下旬をめどに開催の可否を最終判断する。
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同マラソンは姫路城周辺を発着点とするコースで、15年から毎年2月に開催。20年はコロナの感染拡大で大会4日前に中止が決定。21年は代替イベントとして市内各地の歴史遺産を巡るロゲイニングを計画したが、感染第3波を受け実施は見送られた。
22年大会の参加者は原則、20年大会にエントリーした国内在住者に限定する。新たな出走枠として、ふるさと納税を活用した「感染症対策支援枠」も設定。市のコロナ対策への活用を目的に、10万円以上を寄付した50人(先着)に出走権を贈る。
コロナ禍での開催を踏まえ、スタートは時間差で複数グループに分散させる。沿道での応援自粛を呼び掛けるほか、実施本部にコロナ対策のマニュアルを策定する運営部門を新設する。
近隣の主要大会では、11月21日に予定していた「第10回神戸マラソン」は22年に延期が決定。同14日の「おかやまマラソン」は開催に向け準備が進んでいる。(田中宏樹)