高齢者のワクチン接種 県内1回目は84%、2回目75% 1日時点
2021/08/02 21:30
新型コロナウイルスのワクチン接種=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(資料写真)
国が「7月末完了」を目指してきた65歳以上高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種について、兵庫県内では1日時点で、1回目が131万6638回(接種率84・07%)、2回目が118万1132回(同75・41%)となった。1日に861人が1回目の接種を受けており、多くの市町で8月以降も高齢者の接種が続く。
関連ニュース
兵庫15市町で酒提供禁止、3回目のまん延防止
2回目の接種後、つらかった「ひどい倦怠感」 新型コロナウイルスのワクチン接種を終えて
「7分袖のワンピで大失敗」ワクチン接種した医療従事者が、アドバイスをまとめたイラストが話題 経験した副反応も紹介
内閣官房が、全国の接種情報を一元管理する「ワクチン接種記録システム(VRS)」の情報を公開しているホームページによると、接種率の全国平均は1回目が86・22%、2回目が75・76%。兵庫はいずれも全国平均より低く、47都道府県の中で1回目は下から5番目、2回目は下から15番目だった。ただ、接種していても、VRSへの入力が遅れているケースがある。
県内で7月11~31日に1回目接種をした人は計9万2641人。2回目接種は1回目から3週間以上空けなければならないため、接種の完了は8月以降にずれ込む。感染対策とともに、若年層への接種が求められるが、国の供給不足もあって、県内各市町は接種スピードを落とさざるを得ない状況になっている。
新型コロナ第5波の感染が拡大する中、2日からは兵庫県にまん延防止等重点措置が適用。神戸市と阪神地域(尼崎、西宮、芦屋、伊丹、宝塚、川西、三田市、猪名川町)、姫路市、東播磨地域(明石、加古川、高砂市、稲美、播磨町)の15市町が、措置区域に指定された。
措置区域では、飲食店での酒類の提供が禁止され、午後8時までの時短営業が要請される。生活必需品を販売しない商業施設などにも午後8時までの時短営業を求めている。
その他の26市町でも酒類提供は午後8時まで、営業は同9時まで。イベントは県内全域で制限が厳しくなり、収容人数の上限は5千人となる。(高田康夫)
【兵庫のコロナ情報】←最新のコロナニュースはこちら