兵庫県知事、医療体制堅持を明言「中等症以上は入院、軽症・無症状者は宿泊療養施設に」
2021/08/04 22:18
医療体制について説明する兵庫県の斎藤元彦知事=4日午後、兵庫県庁
新型コロナウイルス患者の入院を制限し、重症者以外は原則自宅療養とする政府方針に対し、兵庫県の斎藤元彦知事は4日、「中等症以上の患者は入院、軽症・無症状者は宿泊療養施設に入る」ことを基本とした従来の運用を堅持すると明らかにした。
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県内の病床使用率は38・9%、重症病床は9・8%と比較的余裕がある。記者団の取材に応じた斎藤知事は「いきなり方針転換すると県民に不安が広がる。安心いただけるよう、引き続きの体制を取った」と説明した。
ただ、中等症患者は入院を原則とし、呼吸不全がない場合に限り、医師の派遣を毎日受けられる宿泊療養施設でも受け入れる。県内の宿泊療養施設の使用率は48・3%に達しており、来週早々に神戸市内の1施設を追加して9施設(1300室程度)とする。
(大島光貴)
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