親子のＰＣＲ結果、取り違えるミス　西宮市立中央病院

　西宮市立中央病院（兵庫県西宮市）は１１日、新型コロナウイルスのＰＣＲ検査を受けた６０代女性と３０代男性の親子について、結果を取り違えるミスがあったと明らかにした。女性が陽性、男性が陰性だったが、それぞれ逆に伝えていた。 関連ニュース 三田市民病院の未払い残業代、さらに1.5億円　職員329人、15カ月分　労基署指導で追加支払いへ 宝塚・雪組、団員急死で延期の大劇場公演開幕へ　「態勢整った」12月1日から ＜人間対コロナ　神戸中央市民病院の3年＞(2)非常事態、看護師が医療行為　ともに入院の夫婦は窓越しの再会

　病院によると、女性の夫が感染したため、同居している２人についても７日、市保健所の依頼でＰＣＲ検査を実施した。翌８日に外部の検査機関からファクスで結果が届き、技師から医師に口頭で内容を伝達。同日中に医師が女性側に連絡した際に、誤った検査結果を伝えたという。
　院内ではファクスの書面と口頭の両方で引き継ぎするよう定めているが、口頭のみで伝達したのが原因とみられる。同病院管理部は「ご迷惑をお掛けし、申し訳ない。再発防止に努める」としている。
　このミスに伴い、市は８日に発表した新規感染者から３０代男性を取り消した。