落語で鉄道旅行気分を 喜楽館で23日から「ウイーク」
2021/08/20 11:40
桂梅団治さん(左)と桂しん吉さん
コロナ禍でも鉄道旅行の気分を楽しんでほしいと、神戸新開地・喜楽館(神戸市兵庫区)は23~29日、「帰って来た鉄道ウイーク」と名付けた寄席を開く。当初は5月に予定していたが、コロナ禍で延期。鉄道ファンの桂梅団治や桂しん吉らが鉄道ネタの落語に加え、撮影した写真のスライドショーも披露する。
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喜楽館のある新開地は、山陽、神鉄、阪急、阪神の私鉄路線の乗り入れ地で、昨年2月にも鉄道ウイークを開催している。
梅団治はコロナ禍で仕事がない“撮り鉄落語家”が主役の自伝的新作「ノンフィクション2020」などを、しん吉は神戸電鉄が登場する「神鉄物語」などを用意。トリでは姿を消した車両などの写真を見せ、思い出を語る。代走みつくに(神戸市灘区出身)は鉄道ゆかりの漫談を口演する。
梅団治としん吉は「夏休みに延期になったので、鉄道好きの親子にも来てもらい、落語にも関心を持ってほしい」と期待する。
ロビーでは鉄道と四季をテーマに写真を飾り、私鉄のヘッドマークを展示する。来場者にはペーパークラフトなど鉄道グッズのプレゼントもある。午後2時開演。前売り一般2300円(当日同2800円)。
また、喜楽館は神戸電鉄などと協力して、昼席入場予約券と新開地駅までの往復切符が割安でセットになった新たな「笑い放題切符」を発売している。喜楽館TEL078・335・7088
(金井恒幸)