兵庫県、アストラ製ワクチン接種へ 9月中旬から姫路と神戸で 31日から予約受け付け

2021/08/30 22:00

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

 兵庫県は30日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの接種を9月中旬から県内2カ所で始めると発表した。両会場とも週1日の接種日を設定し、1日当たり各10人程度に接種する。31日から電話で予約を受け付ける。 関連ニュース ファイザーかモデルナか ワクチン選択制採用 丹波篠山市 デルタ株にも効く抗体の作製に成功 特効薬開発、実用化へ 神戸の創薬ベンチャー 異物混入のモデルナワクチン、兵庫県内で4万1500人に接種 県や神戸、伊丹市の大規模会場など

 接種会場を設けるのは、石橋内科広畑センチュリー病院(姫路市)と神戸市内の医療機関。アレルギーなどにより米ファイザー製やモデルナ製を接種できなかったり、海外でアストラ製を1回接種したりした18歳以上と、接種を希望する40歳以上を対象にする。
 厚生労働省は、各都道府県にアストラ製のワクチン接種を行う会場を少なくとも1カ所設けるよう通知。県はトータルで千人分の供給を見込んでおり、接種を希望する自治体がないか県内市町にも呼び掛けている。斎藤元彦知事は「接種の選択肢を広げる意味で県として開設を決めた」と説明した。
 予約は県ワクチン対策課内の予約センターTEL078・361・1768(平日午前9時~午後5時半)
(大島光貴)
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