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 神戸市内の一部地域を受け持つ民生委員が8月、見守りを担当する高齢者ら81人分の個人情報が記された書類を紛失した。書類を入れたかばんを載せていた車ごと盗難に遭ったためだが、約10日後に別の場所で発見され、書類も無事戻った。紛失時は施錠していたという車は、鍵や窓を壊されるなどの被害もなく、無傷の状態。市の担当者は「犯人はどうやって移動したのでしょうか」と首をかしげる。

 市によると、民生委員は8月19日、仕事のため朝から明石市内の駐車場に自家用車を止めた。夕方、仕事終わりに駐車場に向かい、車が盗まれたことに気付いた。この日民生委員の活動予定はなかったが、車内に残していたかばんには担当する神戸市西区の高齢者46人と緊急連絡先の親族ら35人の名前や住所、連絡先、生活状況などを記した「高齢者見守り台帳」が入っていた。探しても見つからず、警察に通報。81人に謝罪し、市は同26日、紛失について記者発表した。

 31日になって、車は明石市内の別の場所で見つかった。警察から連絡を受け、民生委員が車内を確認したところ、かばんも中身もあった。9月1日に報告を受けた神戸市高齢福祉課の担当者は「一時的でも紛失はあってはならないが、書類が見つかって良かった」と胸をなで下ろした。同時に、車の状態を聞き、困惑したという。

 民生委員は「紛失時、車は施錠していた」と説明している。だが、車は離れた場所で発見され、鍵穴が壊されたり、窓ガラスが割られたりした痕跡もない。しかも車内で盗まれたものはない。誰がどうやって、何のために-。担当者は「何らかの方法で鍵を開け、移動手段として乗ったということでしょうか」と見立てる。

 一方で、神戸市は「必要がない場合に重要な書類を持ち出し、車に置いていたのは問題がある」とし、市内の民生委員に個人情報の厳重な管理を求める通知を出した。(初鹿野俊)

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