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中堅、若手議員らの会合で支持を訴える河野太郎行革担当相=14日午後、東京都千代田区、自民党本部
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中堅、若手議員らの会合で支持を訴える河野太郎行革担当相=14日午後、東京都千代田区、自民党本部

 17日の告示が迫る自民党総裁選(29日投開票)。新総裁は「衆院選の顔」に直結するだけに派閥の締め付けは利かず、様相は前回と一変。兵庫県関係の国会議員も自主投票を求める議員連盟結成に参加するなど、慌ただしさを増している。

 昨年9月の総裁選では、党内5派が早々に菅義偉氏支持を打ち出し、県関係議員も投票先を明らかにした11人中9人が菅氏を支持。岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長に投票したのは各1人だった。だが今回は様相が異なる。

 若手議員は、派閥の枠を超えて声を上げる。衆院当選3回以下の有志による議連「党風一新の会」は、10日夜にオンラインで設立総会を開き、総裁選候補者に党改革や意見交換の場を求める提言をまとめた。背景には総選挙への危機感がある。

 県内の自民党議員で当選3回以下の3人全員が参加した。中心メンバーの山田賢司衆院議員(兵庫7区)は麻生派。同派からは河野太郎行政改革担当相が立候補を表明しているが、「だから河野さんではなく、政策論争を踏まえて支持を表明したい」とする。

 同会の呼び掛け人で、菅氏を支える若手グループに属する大串正樹衆院議員(同6区)は、河野氏支持を表明。「新型コロナの感染拡大で不安が広がる中、安心できるメッセージを発信できる人を選びたい」と強調する。

 「派閥の数合わせで決まるのはおかしい」と前回総裁選の展開に批判的だった無派閥の渡海紀三朗衆院議員(同10区)は「党の現状に危機感を持って立ち上がった」と若手の動きを歓迎する。自身は過去2回の総裁選で石破氏の推薦人になった。同氏は立候補を見送る意向のため、正式な態度表明を待って対応を考えるという。

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 最大派閥の細田派は14日夕に臨時の派閥総会を開き、一本化は困難という結論に達した。県関係の4人も参加。関芳弘衆院議員(同3区)は「本人と意見交換したところ、国家観など政策の考え方が近い」として高市早苗前総務相の支持を決め、選挙対策本部立ち上げ集会にも顔を出した。

 しかし、多くの議員は投票先を決めていない。同派閥の末松信介参院議員(兵庫選挙区)は来年の参院選も見据え、「原発や成長戦略などを評価して決める」という。

 同じく細田派の西村康稔経済再生担当相(兵庫9区)は同日の会見で「コロナへの対応や経済政策を重視して判断する」と述べた。

 昨年の総裁選で菅氏支持を早々と打ち出した二階派も、まとまってはいない。

 谷公一衆院議員(同5区)は「今回、『右向け右』でないのは望ましい。候補者が出そろってから考える」。同派事務総長の山口壮衆院議員(同12区)も「誰がなっても新しい自民党になる。じっくり考える」と慎重姿勢だ。

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 そんな中、派閥の領袖が立候補を表明している岸田派は結束して準備を進める。盛山正仁衆院議員(同1区)は急きょ、岸田氏との2連ポスターを作成。党員に約2万枚のハガキや封書を送り支持拡大を目指す。

 一方、野党は自民党の動きを冷ややかに見つめる。立憲民主党の桜井周衆院議員(比例近畿)は「選挙の顔を変えるのはいいが、今は新型コロナ対策をしっかりやるべきだ」と強調。「コロナ対策費は足りるのか、補正予算を編成しなくていいのか。臨時国会をやりましょう」と訴える。(永見将人、今福寛子)

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