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自民党兵庫県連から党員ら向けの投票用紙を運び出す関係者=17日午前、神戸市中央区中山手通5(撮影・大森 武)
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自民党兵庫県連から党員ら向けの投票用紙を運び出す関係者=17日午前、神戸市中央区中山手通5(撮影・大森 武)
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 4候補による戦いとなった自民党総裁選(29日投開票)は、地方票の行方も鍵を握る。政権の支持率が低迷する中、兵庫県内で逆風にさらされる地方議員は、次期衆院選の「顔」に誰を選ぶのか。新型コロナウイルスへの対応や地方重視の姿勢など、具体的な政策論争を望む声が上がる一方、長らく続いた「安倍・菅政治」からの脱却については意見が割れた。

 総裁選は、国会議員票383票と党員・党友票383票の計766票を争う。地方議員も含めた党員・党友票は各都道府県の開票結果を党本部が一括集計し、「ドント方式」で候補者に割り振られる。

 党県連は17日午前、党員・党友計約2万6千人に投票用紙付き往復はがきを発送。作業に立ち会った藤田孝夫幹事長は「経済不振、人口減少を克服する新たな視点に期待したい。コロナ対策などでも、政策決定のプロセスを公開することが必要だ」と注文を付けた。

 「この4人の中から選ぶのは難しい。正直、消去法だ」とは、県中部選出の県議。それでも「思い切ったことをしてくれそう」と、河野太郎行政改革担当相の支持に傾くが、党を支援する医師会関係者には「ワクチン対策がだめ」と批判されたという。安定感を期待し、岸田文雄前政調会長を推すか揺れている。

 「安倍政治」の継承を掲げて政権に就いた菅義偉首相。長期政権のおごりを指摘する声もある中、丹波市選出の石川憲幸県議は「かび臭い自民党ではだめ。若返りを図る必要がある」とし、最も若く、情報発信力があるとして河野氏を推す。地元では人口減少対策を求める声が多いが、今回の候補者には地方重視の姿勢は見えてこないといい、「地方への理解が深い候補者がいれば、その人を推したいが…」と打ち明ける。

 総裁選には高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の女性2人も立候補。神戸市会議員団の安達和彦団長は「党の『顔』を変えるという意味では、初の女性首相誕生が一番インパクトが大きい」とし、「高市さんは安倍氏に非常に近く、十分期待できる」とする。自治体や病院への適切な財政支援などコロナ対策への主張も注視するという。(紺野大樹、三島大一郎)

■県関係国会議員4人が「高市氏」

 17日に告示された自民党総裁選。派閥の多くが自主投票となる中、兵庫県関係の国会議員12人の支持も分かれた。現状では7人が支持候補を明らかにし、このうち4人が高市早苗前総務相を推した。

 細田派の西村康稔経済再生担当相(兵庫9区)は、高市氏の推薦人代表に。かつて自身が総裁選に立った際、推薦人になってもらった恩義や「コロナ、経済対策への決意と理解」が理由という。二階派の山口壮衆院議員(同12区)も推薦人となり、細田派の関芳弘衆院議員(同3区)と麻生派の山田賢司衆院議員(同7区)は出陣式に出席した。

 河野太郎行政改革担当相を支持するのは、無派閥の大串正樹衆院議員(同6区)。小泉進次郎環境相と石破茂元幹事長を中心に派閥横断で支援する「必勝会」にも参加。「派閥の力で動く、党の古い体質が変わるきっかけに」と期待する。

 岸田派の盛山正仁衆院議員(同1区)は、昨年に続く岸田文雄前政調会長の挑戦に「苦杯をなめて1年、最も政策を準備してきた。愚直に訴える」と力を込める。

 無派閥の渡海紀三朗衆院議員(同10区)は、推薦人確保を目指していた野田聖子幹事長代行に請われ、最後の1人となった。「少子化対策が最重要課題という考えに共感する。彼女の立候補で政策論争の幅が広がる」と話す。

 松本剛明衆院議員(同11区)と藤井比早之衆院議員(同4区)は回答しなかったが、河野氏のオンラインの出陣式に参加した。未定は3人だった。(永見将人、西井由比子、今福寛子)

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