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卓球を楽しむ高齢の女性ら=19日午前、神戸市北区、しあわせの村(撮影・鈴木雅之)
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卓球を楽しむ高齢の女性ら=19日午前、神戸市北区、しあわせの村(撮影・鈴木雅之)

 20日は新型コロナウイルス禍で迎える2回目の「敬老の日」。ワクチン接種が進み高齢者の死亡リスクが減る一方、若年層を中心に感染が拡大し緊急事態宣言は続く。3連休の中日、外出自粛要請もよそに人出でにぎわう行楽地もあったが、シニアの姿は少ない。「いつうつるか分からない」「誰にも会わずストレスがたまる」。広がった青空のように、気持ちが晴れる日はいつか-。(堀内達成、小野萌海、斎藤 誉)

 神戸・元町の大丸神戸店前。娘夫婦に車で連れられて訪れた女性(84)=神戸市北区=は「この辺に来たのは何カ月ぶりやろ」。コロナ禍と股関節の不調が重なり、現在はほとんど家で過ごす。コロナ禍前は散髪のために三宮を訪れていたが、「もう2年ほど髪も切っていなくて、ぼさぼさ」。通っていた店も閉店してしまったという。

 ワクチンは接種したが、今も週1回、近くのスーパーに行く程度。娘や孫と旅行に出掛けたいが「娘たちが許してくれない」と我慢する。行動制限の緩和や観光支援事業「Go To トラベル」の再開などになれば「海外よりも温泉に行きたい」と期待する。

 散歩を兼ね、大丸などで買い物していた女性(78)=同市中央区。散歩は以前からの日課だが、コロナ禍以降は時間を短くした。電車に乗らないようにしており、東灘区に住む友だちにも会っていない。

 クリスチャンだが教会の集まりも中止。「教会帰りに皆と一緒に大丸で食事をするのが楽しみだったのに。ずっと我慢でストレスがたまる」と悲しむ。明石市に暮らす2歳下の妹からは「神戸は感染者が多いから来ないで」と言われているといい、「落ち着いたら早く会いたい」と切望する。

 神戸市長田区の長田神社前商店街。絵手紙用の文具を買いにきた近くの女性(78)は「最近は絵手紙を書いたり、編み物をしたりして過ごしています」と話した。

 コロナ禍以前は学生時代の同級生と頻繁に集まってカラオケなどを楽しんでいた。今も本当は外に出たいが、遠出や集まりは控えている。接種は終えたが、「甘えてはいけない」と、手洗いや消毒は欠かさない。緊急事態宣言が明ける10月には、友人と女子会ができる日を楽しみにしている。

 清涼飲料水を買いに来ていた同区の80代女性は「コロナが流行し始めてから全く電車やバスに乗っていない」。ワクチン接種を終えたが、「いつうつるか分からない」と不安は変わらず、徒歩で近所の店で買い物をするようにしている。

 高齢者が利用しやすい運動施設が多くある総合福祉ゾーン「しあわせの村」(神戸市北区)にも、高齢者の姿は少なかった。バドミントンをしていた女性(71)=神戸市北区=も、ワクチン接種が終わっていない周囲への配慮から、バドミントンのクラブ活動以外は自粛し、メンバーとの会食も控えてきた。

 「家にいたら体の機能が弱くなってしまう」とクラブ活動を続け、この3連休も唯一の息抜きになった。「感染が落ち着けば仲間と食事に行ったり、子どもや孫が暮らす北海道に行ったりしたい」と期待した。

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